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2025.08.06

dof trip Shanghai Report 後篇
~ 上海のNew Entertainment ~

「文化と価値の創造」をミッションとして掲げるdofでは、定期的に社員が世界の「文化と価値」を体験する社員旅行、“dof trip”を行っています。今回dofメンバーが訪れたのは中国最大の大都市「上海」。近年、経済の停滞が囁かれる中国は実際のところ、どんな状況なのか?様々な文化と価値を体験する中でdofメンバーが発見した上海の今を、“dof trip Shanghai Report”と題してみなさまにお届けします。

今回の後篇でご紹介するのは、上海の“New Entertainment”。中国の人気スポット・演劇など、dofメンバーが体験したリアルでNewな上海の娯楽をまとめました。前篇、中篇とあわせてどふぞお楽しみください!



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初体験!

上海リアルナイトライフ。

dofでプロデューサーしている高野です。今回のdof上海トリップで初めて上海にやってきました。(中国も初めてです。)そこで上海の「ナイトライフ」を体験して感じたことを語ってみたいと思います。
初日の夜、食事を終わった後に夜の上海を散策してみました。

金曜日の夜ということもあり、若者や観光客で街には活気があり、とても賑やかな印象を受けました。しかし、上海在住の方に聞くと以前よりは人は少ないそうです。
最初に散策しながら連れて行ってもらったのは「FOUND158」。半地下の広場に様々なレストラン、バーが集まった場所でした。ここが少し前までは上海のナイトライフの一番の人気スポットだったとのことですが、確かに金曜の夜なのに少し人が少ない印象を受けました。

▲ 以前はこんなに賑やかな時もあったんですね。すごい。 (写真・『上海市外国人サービスマニュアル』より引用)

景気が後退していることも理由のようですが、実は上海に新しいナイトスポットができてそこに人が移っているとのこと。それは行ってみないと、体験してみないと、ということで早速タクシーで移動しました。
それがこちら、「INS新楽園」。INSニューパラダイス。

まず最初に驚いたのがこの施設が「復興公園」という公園の中にあるということ、日本では考えられない、公園って公共施設でお堅いイメージありますよね。公園の中に煌びやかに、派手に建てられてるんです。さすが中国って感じです。

▲ 人気のフロアは入場規制がかかっています。

どんな施設かというと、地下1階から5階まで各フロアがジャンル違いでクラブやライブハウスになってました。そしてバーやレストランも併設されています。
この前に訪れた「FOUND158」と違って、圧倒的に人数が多く、そして若い人がたくさんいます。料金もワンフロアごとの入場もできるし、全てのフロアに入場できるチケットもありました。

これは全てを体験せねばということで、全フロアに入れるチケットを購入して中に入ってみました。

フロアはお客さんでギュウギュウです。今でも日本でたまにクラブに行きますが、ここまでの活気を最近は感じません。景気が後退していると言われる中で上海のパワー、熱気を感じて刺激になりました。

ビルを上から下まで一通り体験して、「INS新楽園」を後にしました。
すでに3時(2時?)過ぎ、眠いです。けどこんな時だからこそ食べてしまうんですね。。。

この時に高野が感じたことを上海在住スタッフに聞いてみました。
「東京でもクラブとか夜の街を歩くと、ちょっと危ないなー、怖いなーという事を感じるけど、そんな事が全くなかった。これってなぜなんでしょうか?」

「街に無数に防犯カメラがあるからです。
何か悪いことしてもすぐ特定され、捕まる可能性があるからですよ。」

なるほど、確かに上海を散策してみると防犯カメラが路上に無数にありました。

日本のニュースで感じていたのは防犯カメラで政府に監視されたりするのは怖い!!と思っていたのですが、イヤイヤ逆に全体的に安全になるということは、悪い事だけではなく、良い事もあるんだなと感じました。
これからの、dofでの仕事でも、自分の生活でも上海で得た刺激や経験を大事にして活動していきたい!!そう深く感じるとても有意義なトリップでした。
皆さんもぜひ、上海へ、中国へ、様々な場所へ実施に行って、見て、感じてください!!

眠らない街と、演劇と。

dofインターンの齋藤太一です。今回、上海のdof tripに同行させていただいたので、ぼくも上海で観た“とある劇”のレポートを書かせていただきます。

“眠らない街”との異名を持つ上海のなかに、一風変わった演劇コンテンツがあります。
その名も『Sleep No More』。直訳すると、「もう眠らない」です。
この『Sleep No More』自体は、最初はニューヨークで始まった演劇です。イギリスの劇団・Punchdrunkがニューヨークにて2011年から開催している人気演劇です。これが2018年からアジア進出を行い、現在は上海とニューヨークの2拠点で公演を行っています。しかし、2025年1月にニューヨークの劇場が閉鎖されてしまうため、2025年以降は上海のみの公演になるそうです。

▲ こちらはニューヨークのSleep No Moreの宣材画像

そんな注目度が非常に高い『Sleep No More』ですが、この演劇の最大の特徴は「観客席がない」ことにあります。観客は自由に舞台上を歩き回り、役者たちのパフォーマンスを追いかけます。劇場は5階建てのホテルになっていて、それぞれのフロアにて、同時並行で複数の役者がパフォーマンスを行っています。観客は好きなタイミングで好きなパフォーマンスを観て、3時間ひたすらホテルを練り歩くという、極めて独特な形式を取っています。
「そんな形式でストーリーが分かるのか」という疑問が浮かんできますが、脚本はシェイクスピアの『マクベス』が原作になっているので、予習をしておけば流れは理解できるようになっています。また演劇のなかにもセリフは1つも登場しないので、ストーリーよりも演出やダンスの格好よさを楽しむコンテンツとなっていました。

今回の上海の『Sleep No More』を観て、感銘を受けたのは次の3つの点です。

▲ 舞台となるMcKINNON HOTEL。

1.舞台、小道具の作り込み
『Sleep No More』ではビルを貸し切って、1階から5階まで全てを改築しています。ホテルを買収して公演を行うので、莫大な費用がかかっています。
1つのエンタメ企業による、たった1つの演劇のためにホテルを所有するのは、かなり攻めた投資だと言えるのではないでしょうか。

▲ Sleep No More宣材画像(Trip Advisorより)

2.役者のレベルの高さ
『Sleep No More』では、合計で15人ほどの役者が登場して、同時並行で演劇を行います。あとで調べてみると、上海のSleep No Moreのメンバーは、シルク・ドゥ・ソレイユや体操選手、中国雑技などのバックグラウンドを持つ演者が多く、国際的に身体パフォーマンスで活躍している人が多いことを知りました。

3.観客への信頼
『Sleep No More』では、観客はマスクを被って観劇を行います。そのため、観客の外見や年齢だけでなく、性別さえも簡単には分からなくなります。
極端な話、観客が役者の演技を邪魔したり、大声をあげたりすれば、その時点で公演は中断せざるをえません。あるいは、観客が移動をしている最中に他の観客と衝突してトラブルが起こる可能性も十分にありえます。この「トラブルが起こっても自己責任で」という考え方は、複数のカルチャーが織り混ざっている上海だからこそ提供出来るコンテンツ形態だと感じました。

あらためて『Sleep No More』は、上海という都市の文化や特性を最大限に活かしたコンテンツ形式だと強く実感しました。
みなさんもぜひ、上海に訪れる機会があれば『Sleep No More』を鑑賞してみてください!

上海dof trip を経て。

恒例の研修旅行、今年の渡航先は「近くて遠い大国」中国最大の都市、上海になりました。米中関係の悪化、経済の減速など、どちらかと言えばネガティブな報道が多い中、今年の4月にコロナ期間を経て5年ぶりに訪れた際、良い意味で落ち着き・成熟をした街が思いのほか新鮮で、dofの仲間にも是非体験して頂きたいと考えた次第です。残念ながら都合がつかなったメンバーもいましたが、dofの会社規模だからこそ出来る社員旅行とも言えるのではないかと思います。
2泊3日という限られた時間でしたが、我々dofの持つコネクション・ネットワーク・友人関係をフルに駆使して、数多くの友人、仲間たちにご支援頂き、かなり充実した濃い旅となりました。心から感謝いたします。今なお成長する(GDP成長率は減速したと言っても5%以上)日本の10倍の規模の国のビジネスの最前線を訪問し、真剣勝負をしている方々との忖度なしのディスカッションをし、間に文化体験・観光・グルメも堪能して脳汁出まくり、刺激受けまくりの旅でした。やはり何事も現地現物、百聞は一見にしかず。そして苦しい時も助け合える強いチームビルディングのために貴重な時間となったのではないかと思います。

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▲ 上海の名所「外灘(バンド)」を一望できるクルーズツアーにて。dofメンバーと上海をアテンドしてくれた上海電通のみなさんと。