2022.01.21

『移動で人を幸せに。』
の実現に向けて、
ともに走りつづける

『移動で人を幸せに。』
の実現に向けて、
ともに走りつづける

JapanTaxi株式会社と株式会社ディー・エヌ・エーのタクシーアプリ事業などが2020年春に統合し、株式会社Mobility Technologiesが新たに発足。
同年秋には俳優・竹野内豊さんの『どうする? GOする!』のCMでお馴染みタクシーアプリ“GO”をリリースし、企業理念『移動で人を幸せに。』の実現に向けさらに加速しました。
今回のdof talkでは、同社代表取締役会長の川鍋一朗さまと取締役社長の中島宏さまに登場いただき、伴走し続けるdofの齋藤太郎、工藤拓真、そしてアートディレクターの戸田宏一郎さん(株式会社CC)と座談会を実施しました。

JapanTaxi株式会社と株式会社ディー・エヌ・エーのタクシーアプリ事業などが2020年春に統合し、株式会社Mobility Technologiesが新たに発足。
同年秋には俳優・竹野内豊さんの『どうする? GOする!』のCMでお馴染みタクシーアプリ“GO”をリリースし、企業理念『移動で人を幸せに。』の実現に向けさらに加速しました。
今回のdof talkでは、同社代表取締役会長の川鍋一朗さまと取締役社長の中島宏さまに登場いただき、伴走し続けるdofの齋藤太郎、工藤拓真、そしてアートディレクターの戸田宏一郎さん(株式会社CC)と座談会を実施しました。

――川鍋会長と中島社長それぞれ別のタイミングで、dof代表の齋藤と関わりがあったとか?

―川鍋一朗会長(以下:川鍋さま)
そうなんです。私は2011年に日本初となるタクシーアプリをリリースし、日本のタクシー業界の未来を背負う気概でこれまでいろいろと取り組んできました。
2018年にアプリの名称をそれまでの「全国タクシー」から変更する際に真っ先に頭に浮かんだのが、以前から面識があって実績も知っていた(齋藤)太郎さんでした。
外部の人間ではなく、社員がオーナーシップをもって取り組んだほうが、その後のサービス開発や事業展開がポジティブになる、という考えからその時は太郎さんにファシリテーター的な立ち回りで入って頂いて、社内の議論のリードと整理をして頂きました。プロフェッショナルなのに自分の求められている役回りを理解して立ち回って頂いたのは助かりました。
(こうしてアプリ名が「JapanTaxi」アプリにリニューアルされた)

―中島宏社長(以下:中島さま)
知り合いに「絶対に会わせたい人がいる」と紹介されたのが太郎さんでした。初対面のときは、この人がポケトークやハイボールなどのカルチャーをつくった人かと、もの凄い興奮しました(笑)
色々な話を楽しくしながら、ハイボールを飲んで盛り上がったことを覚えています。

―齋藤
お二方とそれぞれ別のタイミングでご一緒していて、その後にお二人が一緒に事業と会社を立ち上げることになるとは想像もしませんでした。

―川鍋さま
私がいたJapanTaxi株式会社と、中島のいた株式会社ディー・エヌ・エーのタクシーアプリ事業などが一つになったMobility Technologies(以下MoT)という会社で事業がスタートしました。サービスの認知・浸透・拡大を図っていかなくてはならない中で、ブランディングの必要性を感じていて、どうしようかと中島と相談していたんです。

―中島さま
そこで名前が挙がったのが、川鍋と私の共通の知り合いだった太郎さん。

―齋藤
ホント、ビックリでした。うれしい反面、絶対に成功させなくてはならないという責任も感じました。川鍋さんと中島さんという尊敬するお二人の呉越同舟がどうなる?と思うと同時に、何がなんでも力にならなければ、と強く思いましたね。

――ロゴマークのデザインと同時に、あり方から検討がスタートしました

―中島さま
私たちの事業にかける想いなど、たくさんのヒアリングをいただいた後、ロゴマークのご提案を受けた時が印象的でした。実は元々制作が進んでいたロゴがあったんですが、頂いた提案は見た目の話だけではなく、ロゴの持つ意味、機能や役割というものまできちんと考え抜かれたものでした。

―川鍋さま
そうそう。都会的な戸田さんのデザインやメッセージングも、自分たちが描きたいイメージに見事にマッチしましたね。

―戸田さん
みなさんとの打合せで「タクシーは人だけでなく、人生や物語を乗せている」というお話を頂いたんです。ただのロゴではなく、そこを起点にこの先広がっていくブランドの世界観、サービスの提供価値まで想像しながらロゴを創り上げました。

―齋藤
ロゴの見た目の好き嫌いではなく、工藤が戦略を立てて、ディスカッションを重ねながら、まずは考え方を固めるところからスタートしたんですよね。

―工藤
ブレストでよく話したのは、このタクシーアプリ“GO”が変えるのは何か? ということ。そのときに行き着いたのは、変えるのは“人の生活”と“街の景色”なんじゃないか?ということでした。

―戸田さん
そうそう。そのような話を積み重ねつつ、また『移動で人を幸せに。』という企業理念がありましたので、そこも踏まえながら好き嫌いだけの世界ではなく、機能するロゴの提案をしたんです。

―中島さま
コミュニケーションの軸としてロゴが機能すると聞いて、とても腑に落ちたんです。すでに検討していたロゴは、そこまで考えられていなかった。ロゴは象徴的なマークなだけではなく、いろんな機能を果たす大切なものと理解できた瞬間でしたね。

―川鍋さま
そうでしたねー。ロゴのデザインは、コミュニケーション・デザイン全体から決まるとズバッと言われて、あ、そっかって素直に理解できた(笑)。だから現在のロゴマークの提案をいただいたときには、本当に依頼して良かったと思ったのを覚えています。

――公器としての存在を、さらに追究していく

―齋藤
MoTやタクシーアプリ“GO”のブランディングを考えたときに、最終的に叶えたいと思ったのは、このサービスが人類にとって大切であり、ユニバーサルな存在になる、ということでした。

―工藤
ロゴと共にタクシーにラッピングされている『TAXI GOes NEXT』というスローガンもこの時に誕生しました。

―中島さま
最初に“GO”のロゴマークを『TAXI Goes Next』と共に社内発表したとき、社員がみんな感動してくれて、やる気になってくれた。
あれで二つの会社が一つになれた気がします。

―川鍋さま
一つの目標といいますか、統合の旗印のようなものが必要だった時に、社内やステークホルダーの意思が統一されて、一気に士気が高まりましたね。

―齋藤
MoTが取り組むのは社会的責任のある事業。世の中へのインパクトが大きい仕事で、公器としてどうあるべきなのか、自分たちなりに代表のお二人に「憑依して」これからの有るべき姿を思い描いていきました。

―工藤
「公器」というのは大切なキーワードでしたね。とても大きな話で、左脳的な論理だけで解決できるような話ではない。アプリは手のひらにあるスマホで利用するので、なかなか使用シーンというものが見えません。いかに多くの人たちに“GO”しているところを感じてもらえるか、クリエイティブでのジャンプが必要でした。

―川鍋さま
イメージに最適な俳優の竹野内豊さんに登場いただけたのも良かったです。

―中島さま
本当はスケジュールなどが合わず、dofさんも依頼は難しいとおっしゃっていたのに、川鍋の思いが強くってdofの皆さんが困惑していたのを覚えています。

―齋藤
そうなんですよ! 何度も依頼を重ねて想いを伝えて…ちょうどお願いに伺ったときに、竹野内さんのオフィスの方々が街中でタクシーの車体にラッピングされた“GO”のロゴを目にして覚えてくださっていて、「ああ、あれですか! 使ってるよ!」と。それからなんとか許諾に繋りました。

―川鍋さま
本当にね、何とかしてくれるdofですよ(笑)。

―齋藤
いやあ、あの時は痺れました。

―中島さま
「どうする?GOする!」というキャッチコピーのこのCMのおかげで、市場からの認知や評価が大きく変わったんです。





―川鍋さま
CMの力に加えて、クリエイティブや全体的なブランドコミュニケーションの力ですよね。“GO”の世界観を最初から丁寧に、そして見事にdofチームの皆さんが築き上げてくださった。最初は「ブランディングなんて無駄なコストなんじゃないか」という認識もあったのですが、プロならではの仕事をしてもらって目に見える結果にもつながった。これはコストなんかじゃない、投資回収率が非常に高い投資だったな、と。dofさんと仕事をともにして、dofのスタイルというか、右脳左脳、そして魂のバランスがいいって感じましたよ。

――社内向けのメッセージにもこだわり結束を固めることに

―中島さま
対外的な良い発信に加えて、社内で何度も議論をしていた企業としての働きかたを示した「Value」の策定もdofさんに相談しました。太郎さんには「えっ、このタイミングからの参加ですか?」って驚かれましたけど(笑)。

―齋藤
ご相談頂いたタイミングは既に議論が進んでいた後だったので、正直ビックリしましたけど、MoTならではの働きかたが、特徴を持って明確になるように、そして社内のみなさんが自分ごととして分かりやすく受け取れるように再びdofチームで論議をしていきました。

―工藤
大切にしたい想いや言いたいことはたくさんあって。まとめないときりがないし、でもまとめ過ぎてしまっても想いを表現しきれない。『移動で人を幸せに。』という理念を軸にしながら、メッセージを4つに集約させていきました。最終的にそれぞれにきちんと意味を持たせて、クルマの4つの車輪としての表現となりました。今はオフィスの柱に明記されて、常に共有されるようになっていますね。

―川鍋さま
社内のみならずステークホルダーの皆さまも多く、しっかりとコミュニケーションを行っていくことが我々の責任と思っています。その軸となる指標がとても良い形でできて感無量です。

――『移動で人を幸せに。』のさらなる高みを一緒に目指す

―齋藤
現在の取り組みはあくまで通過点で、これからさらに『移動で人を幸せに。』の実現に向けて、自分たちも何ができるか試されているんだと思っています。

―工藤
タクシーアプリ“GO”の認知は向上し、一つの文化として社会に定着していくことも実現されつつありますが、さらに当たり前の景色となっていくように僕らもさらにベストを尽くしていきたいです。

―戸田さん
タクシー業界を牽引し、これまでとこれからを背負い続ける川鍋さんと、DeNA出身で新しいチャレンジを仕掛けていく中島さんという、ユニークなお二人が率いる企業です。トップの二人がそれぞれの個性を出し合って、とにかく強い、そしてスピーディー。“GO”を街で多く目にし、当たり前の景色になるだけじゃなく、誰かの助けになっていることが、関わらせていただいている身として本当に幸せなことで感謝しています。さらに良いインフラとしての機能を果たしていけるよう、僕らも一緒になってMoTさんが昇り続ける階段を一緒に昇っていきたいですね。

―中島さま
ありがとうございます。うれしいですね。
dofさんには今後も期待ばかりです。提案のクオリティは当然高いという上で、いろんな制約や条件がある中で、毎回こうあるべきという理想像を置いて、行動力・クリエイティブ力を含めて総合的にベストな解を提示してくれる。そこが正しくて、勝ち筋があると感じたら、空気を読まずにドーンと爽快にぶっ込んでくれる。それが有難いし、今後も私たちに必要なこと。今後もどんどんぶっ込んでいただきたい(笑)。

―川鍋さま
dofさんは少数精鋭で、一人ひとりのクオリティの高さが魅力。プロ中のプロですよ。いっぱいスタッフが出てきて顔と名前が一致しなくなるようではdofらしくない。とにかく一人ひとりのキャラが立っていて、一緒に仕事をしていて心地がいい。グルーブ感というか。これからもぜひ協力していただきたいと強く思っています。

>WORKS

取材・構成・文 西原真志(株式会社ライター)
撮影 sono
編集 徳間書店

※dofでは随時新しいメンバーを募集中です。
採用にご興味のある方はこちらをご覧ください。
> RECRUIT

座談会参加メンバー

座談会参加メンバー

株式会社Mobility Technologies 代表取締役会長

川鍋一朗 様

株式会社Mobility Technologies 代表取締役社長

中島宏 様

株式会社CC Co-Founder & CEO / Creative Director / Art Director

戸田宏一郎 様

株式会社dof 代表取締役 / コミュニケーション・デザイナー

齋藤太郎

株式会社dof 執行役員 / ブランディング・ディレクター

工藤拓真

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