COLUMN

齋藤 太郎

Taro Saito

サイトリニューアルに寄せて

site renewal

dofのホームページをリニューアルしました。
これまでよりも事例を詳しくご説明するようにし、社員の顔も見えるようにしました。我々の想いを書き綴るためのコラムページも新設したので、第一弾としてリニューアルに至った背景をお話ししてみたいと思います。
 
創業してから12年が経ち、私たちを取り巻く環境や世の中が大幅に変わり、世の中から我々が期待される領域や、提供できる価値も大きく変わっている中で、もう少しdofが何をやっている会社なのかをわかりやすくしたほうがいいかもしれない、と思ったのが一番の理由です。
今までもホームページはあったのですが、きちんと自分たちの仕事を説明しているとは言えないものでした。携わってきた案件の多くが、複雑なプロセスや、守秘の観点から表には出せないことが多く、見せられるのがわかりやすく派手なテレビCMや交通広告のような最終アウトプットに限られてしまい、でもそれらは我々の仕事の中でほんの一部、氷山の一角を見せているに過ぎませんでした。ホームページを見て頂いたかたから、「テレビCMを作っている会社なんですね」と言われることも多く、間違ってはいないんだけどどうも違う、モヤモヤした感覚を抱いていました。物事を世の中にどのように伝えていくかを考えるプロであるはずなのに、自分たちのことを伝えるとなるとからっきしな、「紺屋の白袴」な状態です。
 
まずはこれまでの仕事を因数分解するところからスタートしました。自分たちが携わってきた案件を振り返り、棚卸しをし、企業としてどのような価値を提供してきたのかを議論しました。自分たちの仕事とはなんなのか?強みは何か?事業領域はどこなのか?そもそもコミュニケーション・デザインというのはなんなのか。ビジョンやタグラインを含めて全社員で何度も繰り返し議論を重ねました。とても重要であることなのに、どうしても後回しになりがちなこのような話をするのは、正直とてもしんどかった。
 
その結果、生まれた新たな事業定義が、「Growth Agency」です。 
 
常々、社員には、「ボクたちの目標は広告賞が取れるカッコいいクリエイティブを作ることではない。それは手段であって、目標はクライアントの事業が成功することだ。つまりボクたちは成功請負人なんだ」ということを話してきました。以前よりタグラインとして掲げている「なんとかする会社」もまさに、手段・領域を問わず、コミュニケーションを駆使して、クライアントの目標達成を叶える。という姿勢を言語化したものです。その提供価値をコトバにすると、「Growth Agency」となったわけです。
 
次に事業領域の再定義をしました。過去の案件の棚卸をしていくと、「クライアントからの宿題に答えを提示する」課題解決のお仕事と同じくらい、「クライアントの課題を一緒に探る」課題発見のお仕事が多かったことがわかってきました。なんとなく状況が芳しくない、でも課題がどこなのかわからない、というケースが比較的多いのです。課題だと思っていたところと、違うところが課題であることも多々あります。医者に例えると、患者さんに闇雲にお薬を処方するのではなく、その前に採血や血圧やレントゲンなどの検査をしたり、問診をしたりして、最終的にベストな治療法を提示するようなことをしていました。特効薬的なマス広告での治療だけではなく、企業文化や人事制度の見直しなど、生活習慣を見直すような治療法=提案をしてきました。こうして多岐に渡った過去に取り組んだ事例の領域を整理したところ、企業の事業プロセスの上流から下流までをカバーしていたことがわかりました。
 
dofのホームページをリニューアルしました。
これまでよりも事例を詳しくご説明するようにし、社員の顔も見えるようにしました。我々の想いを書き綴るためのコラムページも新設したので、第一弾としてリニューアルに至った背景をお話ししてみたいと思います。
 
創業してから12年が経ち、私たちを取り巻く環境や世の中が大幅に変わり、世の中から我々が期待される領域や、提供できる価値も大きく変わっている中で、もう少しdofが何をやっている会社なのかをわかりやすくしたほうがいいかもしれない、と思ったのが一番の理由です。
今までもホームページはあったのですが、きちんと自分たちの仕事を説明しているとは言えないものでした。携わってきた案件の多くが、複雑なプロセスや、守秘の観点から表には出せないことが多く、見せられるのがわかりやすく派手なテレビCMや交通広告のような最終アウトプットに限られてしまい、でもそれらは我々の仕事の中でほんの一部、氷山の一角を見せているに過ぎませんでした。ホームページを見て頂いたかたから、「テレビCMを作っている会社なんですね」と言われることも多く、間違ってはいないんだけどどうも違う、モヤモヤした感覚を抱いていました。物事を世の中にどのように伝えていくかを考えるプロであるはずなのに、自分たちのことを伝えるとなるとからっきしな、「紺屋の白袴」な状態です。
 
まずはこれまでの仕事を因数分解するところからスタートしました。自分たちが携わってきた案件を振り返り、棚卸しをし、企業としてどのような価値を提供してきたのかを議論しました。自分たちの仕事とはなんなのか?強みは何か?事業領域はどこなのか?そもそもコミュニケーション・デザインというのはなんなのか。ビジョンやタグラインを含めて全社員で何度も繰り返し議論を重ねました。とても重要であることなのに、どうしても後回しになりがちなこのような話をするのは、正直とてもしんどかった。
 
その結果、生まれた新たな事業定義が、「Growth Agency」です。 
 
常々、社員には、「ボクたちの目標は広告賞が取れるカッコいいクリエイティブを作ることではない。それは手段であって、目標はクライアントの事業が成功することだ。つまりボクたちは成功請負人なんだ」ということを話してきました。以前よりタグラインとして掲げている「なんとかする会社」もまさに、手段・領域を問わず、コミュニケーションを駆使して、クライアントの目標達成を叶える。という姿勢を言語化したものです。その提供価値をコトバにすると、「Growth Agency」となったわけです。
 
次に事業領域の再定義をしました。過去の案件の棚卸をしていくと、「クライアントからの宿題に答えを提示する」課題解決のお仕事と同じくらい、「クライアントの課題を一緒に探る」課題発見のお仕事が多かったことがわかってきました。なんとなく状況が芳しくない、でも課題がどこなのかわからない、というケースが比較的多いのです。課題だと思っていたところと、違うところが課題であることも多々あります。医者に例えると、患者さんに闇雲にお薬を処方するのではなく、その前に採血や血圧やレントゲンなどの検査をしたり、問診をしたりして、最終的にベストな治療法を提示するようなことをしていました。特効薬的なマス広告での治療だけではなく、企業文化や人事制度の見直しなど、生活習慣を見直すような治療法=提案をしてきました。こうして多岐に渡った過去に取り組んだ事例の領域を整理したところ、企業の事業プロセスの上流から下流までをカバーしていたことがわかりました。
 
これまで、この図における”戦略の出口”に当たる「AD&CREATIVE」の事例だけを掲示していたので、「テレビCMを作っている会社」に映っていたわけです。
 
このような整理を経て、今回のサイトリニューアルとなりました。OUR BUSINESSのページでは上記図の5つの領域の内容を、CASESのページでは5つの領域のどの部分に、どのような課題を見つけて解決したのかを出来るだけわかりやすく記すようにしました。
 
まだまだ事例をきちんと整理できていない部分も多いです。どうしても与えられた課題を優先させてしまう。ヒトの心配が先立って、自分のことが後回しになってしまう、受託事業の性です。しかし、会社が存続するためにはそうも言ってられないので、ここは今後も頑張ってチューニングしていきたいと思っています。
 
ということで、これからも2005年の創業時より提供してきた「コミュニケーション・デザイン」の領域で、多くの方々の課題を発見・解決し、成長と成功を一緒に創っていきたいと思っています。どふぞ、よろしくお願いいたします。
 
最後に、
デザインと実装は、切札社のみなさんにお願いしました。
社員写真は、カメラマンの伊藤大輔さんに撮っていただきました。
お二人とも、ありがどふございました!
そしてボクを初めとした、筆の遅い社員のお尻を叩きながら、このリニューアルプロジェクトをリードしてくれた大屋カヨちゃん、本当にご苦労さま!今回のリニューアルをゴールではなくスタートとして、どんどんいい事例をこれからもご紹介出来ればと思いますのでよろしくね!
これまで、この図における”戦略の出口”に当たる「AD&CREATIVE」の事例だけを掲示していたので、「テレビCMを作っている会社」に映っていたわけです。
 
このような整理を経て、今回のサイトリニューアルとなりました。OUR BUSINESSのページでは上記図の5つの領域の内容を、CASESのページでは5つの領域のどの部分に、どのような課題を見つけて解決したのかを出来るだけわかりやすく記すようにしました。
 
まだまだ事例をきちんと整理できていない部分も多いです。どうしても与えられた課題を優先させてしまう。ヒトの心配が先立って、自分のことが後回しになってしまう、受託事業の性です。しかし、会社が存続するためにはそうも言ってられないので、ここは今後も頑張ってチューニングしていきたいと思っています。
 
ということで、これからも2005年の創業時より提供してきた「コミュニケーション・デザイン」の領域で、多くの方々の課題を発見・解決し、成長と成功を一緒に創っていきたいと思っています。どふぞ、よろしくお願いいたします。
 
最後に、
デザインと実装は、切札社のみなさんにお願いしました。
社員写真は、カメラマンの伊藤大輔さんに撮っていただきました。
お二人とも、ありがどふございました!
そしてボクを初めとした、筆の遅い社員のお尻を叩きながら、このリニューアルプロジェクトをリードしてくれた大屋カヨちゃん、本当にご苦労さま!今回のリニューアルをゴールではなくスタートとして、どんどんいい事例をこれからもご紹介出来ればと思いますのでよろしくね!